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⑮霧の正体

「やはり他社のカタログから作品を引上げないかぎり本契約はできないということです」
「そうですか・・」
「あちらではそれが常識になってますから、仕方ないのでしょう」
「例外的な措置もないということですね」
「もちろんそれは私なりに掛け合ってみたんですが・・。完全独占契約はそれだけシビアなものだということですね」
「PPSの方も同じなんですか?例外的というか何というか・・」
「駄目みたいですね・・。とにかく5年間はカタログの解除が出来ないということでした」
「まいったなあ・・困りましたね・・」
「本当に困りました・・」
「僕がカタログのことを黙ってれば良かったのかもしれませんね・・」
「そうかもしれませんが・・それはやはり良くないでしょう」
「そうですね・・嘘をつくことになりますからねそれは・・」
「私もカタログの事を知った以上、やはりどうしても隠せませんし・・」
「なんとかなると思ったんですが・・」
「私もそう思いました・・」
「アメリカの本社が契約に厳しいことは理解できますが、日本のPPSが厳しい事を言うのは、正直どうかと思います。・・あの契約は一方的過ぎて、プロとして何かやっぱり問題が有るんじゃないでしょうか・・」
「そうですね。厳密には法的に私もどうかと思いますよそれは・・」
「法的な解決を求めるというのはどうなんでしょうか?」
「あちらではそれも有りですが、ここは日本ですからね、それはちょっと・・」
「やっぱり、それは違いますか・・。」
「あっちは何でもビジネスライクで進みますが、日本の場合はそうも行かないですからね」
「感情の縺れみたいなことですか?」
「まあ、それもありますよ」
「PPSは僕を手放したくないということでしょうか?」
「さあ・・それは私にはわかりません」
「イメージバンクはどうなんですか?」
「それはもちろん契約したいと思っています。よっぽどのことですから」
「でも、それには障害が・・」
「そうですね。ちょっと困った障害のようで。本当にまいりましたよ」
「芳賀さんは、何か板挟みみたいになってしまって困りましたよね・・」
「いえ、これは単に私の力不足に他なりません・・」

 契約直前に発生した問題解決の交渉結果の報告を伺いに、その日銀座の支社を訪れた私だったが、その足取りは軽くなかった。アポイントを取る電話の口調でそれが思わしくないという雰囲気が既に伝わっていたからだ。
 
「・・・・」
 私は、彼のその言葉を聴いて暫らく声が出なかった。
「いえ、そんなことはないと思います」
「・・・・」
 本当に困り果てて憔悴している様子の彼は、私の前で黙って項垂れていた。契約話を持ちかけてきた時の彼とは違い、まるで別人のように、それはそれは小さく見える。

「僕はどうしたらいいのでしょうか?」
「とにかくカタログの問題が解決しないかぎり本契約ができないということです」
「5年経ったら解決するということですか?」
「そうですね。それ以外に解決は考え難いのが現実です」
「訴訟なんて考えられないし、嫌な事ですからね。解決策とも思えませんし」
「・・・・」
「僕は5年待つ事になるのでしょうか?」
「イメージバンクと本契約を結ぶにはそれしかないようですね。残念ながら・・」
「・・・・」

 私は言葉を失って、目の前の社長の姿が見る見るうちに遠ざかるように小さくなって行った。そして次に発せられた彼の言葉は、まるで蚊が鳴くような小さくて、聞き取れないほどのものになっていた。

「本契約を抜きにして預かってもいいですが・・」
「・・え・・よく聞こえませんでした・・どういうことですか・・?」
「ですから、本契約は諦めて、私が任意で預かるというのはどうでしょうかと・・」

 考えれば有り難い話かもしれないが、その時の私にはそうでもなかった、彼のその言葉には力強さというものが全く感じられなかったからだ。そして、その真意を確かめる必要があった。

「それは有り難いことだと思います。だけど、どんな契約関係になるんでしょうか?」
「・・・契約関係ではないと思います」
「そうですか・・独占契約でも当然ないんですよね」
「・・・それはそうです」
「PPSは、僕にとってイメージバンクよりウチの方がいいと言ってましたが・・」
「藤田さんがそう思うのであれば、そうしてください。私には止める権利がありませんから」

 その言葉はけっして強いものではなかったが、若い私が失望して突き放された気持ちに陥るには充分だった。それはまるで足元の梯子を突然外されたような感覚だった。あの時やあの時とそれは同じ感覚に違いなかった。
  私は、その時、彼から少しでも強い言葉を聞くことが出来ると思ったのであるが、叶わなかった。それを期待する事が甘いのかどうか、分からなかったが、私はたしかに彼に期待していた。私にはその時それが必要だった。

「いえ、僕は、本当にどうしたらいいか、分からないんです」
「私も分からない。困りましたね・・」
「PPSには既に解約を申し出てますし、イメージバンクの本契約も事実上無かった事になってますから、僕はまたニュートラルになっちゃいました。僕が望むのは、作家としてマネジメント委託ができる完全独占契約の関係なんです。・・つまり5年後にまたそのチャンスは巡って来るということですね・・」
「では、私もその時を楽しみにすることにします」
「僕は楽しみなんかじゃありません。残念なんですよ・・」
「すみませんでした。私も本当に残念です。お力になれなくて申し訳ありません」
「いいえ、芳賀さんの尽力と思いの程は分かっていますのでご心配なく・・」
「・・・・」

黙って深々と頭を垂れる彼の姿は、私の目に決して美しいものには映らなかった。なぜならば、その姿には何か安堵のようなものが見てとれてしまったからだ。
 それは、一つにはこの交渉の難易度を物語っているのだろうが、それ以上に何か大きな精神的な障害物がそこには有ったに違いない。そして、それが何であるのか、その時の私にも既に充分わかっていることだった。

 『本物の自我』そんな言葉が何時の頃からか私の中に芽生え、友との本物談義の最後には決まってそれに行き着くのであった。そして、それを自己の中で完成している本物の大人というものに憧れて、「自分もそれを物にしたい」と無心に願うのであった。
 しかし、それが並大抵ではないことを、特に恋愛体験の中から既に学習していた。
 それを乗り越えて初めて本物になれる。それは確かに大きな障害に違いない。私には何時もそれに真正面から立ち向かい挑む覚悟が出来ていた。「本物」の探求こそが私の冒険の真髄であり、醍醐味だった。しかし、他者にそれを望むのは間違いなのかもしれないのだと、そのとき思った。
 そして私自身もそれを肩の荷から一度下ろすことにした。
 
「この度は残念でしたが、5年後にまた来ますから、その時には是非宜しくお願いします」 
「そうですか・・私も本当に残念です。楽しみにして待っていますよ」

 彼の表情には、無念よりもやはり安堵感が浮かび、正に肩から大きな荷物を下ろしたようだった。そのとき最後に力弱く伸ばされた彼の手を私が掴んでいたら、どうなっていただろう・・。
 今となっては分からないままだが、曖昧の霧にまた包まれたりして大したことにはなっていなかっただろうと思ってしまう。
 そして、日本経済の激変と、その後に襲う津波のようなデジタル化の嵐などもあり、業界の地形が一変し、結局それが彼との最後になった。
  しかし、その時私は、確かにこの世界の誰も知らない頂に一瞬だが立つことが出来た。それは間違いのない事実であって、それだけで私は充分と思えるのだった。


「カタログの件でイメージバンクとの契約は叶いませんでした」
「承知しております。残念でこざいましたね・・」
「5年後にしか契約できないということです」
「どうされますか?私どもとしてはこのまま契約継続でもよろしいですが・・」
「最初に言われたとおりイメージバンクよりもPPSの方が良いのかもしれません。成り行きでそこへまた戻れるのなら、僕は考えてもいいと思っています。どうなんでしょう。可能なんですか?」
「充分に可能でこざいます」
「独占契約じゃなくてフランクな契約なんですよね・・」
「はい。説明しましたとおりウチは独占はいたしません。契約を続行いたしましょうか?」
「契約をするとなると、いくらフランクとは言っても、僕の場合、ある程度の信頼関係は確認したいと思います。ああいう事があったことでありますし。とにかく、いい加減な関係は性分に合わないんです・・」
「どうされますか?」
「5年後にまた解約してイメージバンクに移るという前提だと、その辺が心配じゃないですか?信頼関係・・」
「心配ありません。契約する以上、そのような事は関係ありません。会社の業務として預かった商品は売らないといけませんから」
「ビジネスライクということですね。素晴らしいじゃないですか」
「素晴らしいのではなくて、それが常識なのでございます」
「そのことが計約書に書かれていればいいのですが、それは無理なんですよね・・」
「そうでこざいます。それは前にもお話しました」
「ははは。そうでした。本当に最初に戻ったようですね。これは」
「うふふ。そのようでごさいますね」
「だけど、あの後イメージバンクの本審査に通ったという実績が僕には付きました。その辺り売り込む方にも自信が付くというものじゃないですか?」
「そうでございますね・・しかしウチとは関係のないことですから。ウチは最初から契約を望んでおりますよ」
「そうですね。有り難いと思っています。5年後にイメージバンクへ移る必要がない事を望みますよ。僕は。」
「ふふふ。私どももそうなることを願っております。契約続行ということでお宜しいですね・・」
「はい。そういうことで、改めてよろしくお願いします」

 彼女の輪をかけたような事務的な口調が少し気になったが、その笑顔には嘘がないように見える。とにかく上機嫌な様子なので、それで良しとした。もしかしたら、それが単なる優越感から来るものかもしれないし、本音とは別の建前にすぎないかもしれない。本音は「今更になって泣き付いてきた間抜けをどうしてやろうか」という楽しみかもしれない。もしそうだとしたら、この女は悪女だ。いや、まさか、そんなことが有るものか。私には彼女の本音が分からない。とりあえず、建前でかまわないから、それを大事にしてそれで営業してくれと、望むことにした。そして、当然ながら、その望みは殆ど無いに等しい極めて小さいものに違いなかった。
 「預かるのだから売りますが売れるかどうか分かりませんよ」「特に期待しないしここだけじゃないからいいですよ」・・それにしても、なんという気楽。なんという空虚。これが曖昧関係というものか。やっぱ私にはり馴染まない。
「預かるのだから売りますし売れるように勤めます」「ここだけが頼りですから期待しています。」と行きたいものだ。

 そのとき立ち込めた山頂さえも覆い隠す白い霧の正体は、やはり「曖昧」であった。それは私にとって生涯の宿敵であり、それと対決して成敗するのが私の冒険の醍醐味に違いなかった。ハッキリとしたら困るものを覆い隠すために、油断するとそれは必ずやって来る。そして本物を隠してしまう。「本物は疲れるだろう。楽になれよ」と甘い誘惑をする。分かっていたことだ。そして、それを周りから散らして晴らすことこそが、私の青春の生甲斐に違いなかった。
 あの時、私は確かにその手が届かない場所に辿り着き、山の頂に立つ筈だった。しかし、もう本当に後一歩というところで、我が身は見事に霧に包まれて、その戻り路さえも見えなくなった。
 しかし、それは何もしなければやって来ない。真実や本物などというものに拘らなければ・・。曖昧を美徳として見方に付けることは、私には出来ないが、この世界の戦いはもう止めにしよう。今ここで。
 たとえまた行く先で霧に覆われることが有って、戦う日が来たとしても、私は挫折も失望もすることはない。信実さえ見失わないかぎり。・・そしてそれは、その上には澄んだ青空が広がっていることを知っていて、何時の日かそこで本物の相手との出会が叶うと信じることが出来るからに違いなかった。

 そして、今、結論を出そう。「この山には本物は居ない」という結論を。それは、じつは何時の間にか私の中で芽生えた想定内の結論だった。あの社長は確かに限りなく本物に近かった。厳しいようだが、しかし残念ながら若い私が望むそれではなかった。いや、もしかしたら彼は本物になり損ったのかもしれない。そして私も・・。
  そういえば秋山庄太郎との出合も霧の中のことだった。氏に対して私は特別なリスペクトは元々なかったが、頂いた序文はそれは有り難く、それによって私の作家としてのステイタスは早くして確立したことに間違いはない。だから、けっして積極的ではないが、最低限の礼は尽くしているつもりなのだった。暑中見舞いと年賀状の葉書は欠かすことなく、近況を報せたり、とうぜん御礼の書簡も出した。しかしながら、本人からは何もなく、写真展やレセプション等の催しの報せも来たことがない。そこでその意味を考えると、やはり或る回答へと辿り着く。その序文はやはり誰もが驚く異例中の異例であって、それは私にとって胸踊る鮮烈な出来事に違いなかった。だがそれはまるで一瞬の奇跡でしかなかったかのように、その真意は何時の間にか曖昧の中に埋没してしまうのであった。その後彼は何人かのアマチュア写真家に序文を書いたりもして、私との関係性は遠退くばかりになって行く。あのとき感じた「本物は本物を呼び寄せる」「私の周りで何かが変わる」という実感は甘い幻想に他ならなかった。そうだ、私も氏も曖昧に負けたのだ。

 本物を探す旅路は此処で終わりだ・・そう思うと、霧は見る見るうちに引いて行く。なんということはない。このままでは戻り路さえ見えず、下山をするにも遭難してしまうだろう。とにかく止めだ。
 そうだ。下山だ。登頂の挑みから離脱するという意味である。この山で本物を探すのはとにかく止めだ。時間の無駄に違いない。しかし、時を戻すことが出来ないように後戻りはもう出来ない。いや、するつもりも私にはない。
 「この山に本物は一人も居ない」・・その結論に誰が異論を唱えられようか。「何を指して本物と言う」・・それが問題ではあるのだが。
 とにかく、そのとき私は、この山に憧憬を抱くことができなくなった。私には、どうしてもその登頂の価値をこれ以上そこに見出すことが出来なくなった。
 もしかしたら、この山の本当の頂が、未だ誰も知らない所にあって、陽の光に照らされて美しく輝いているのかもしれない。あの日、麓の野原で、友と見て憧れた美しい山、その本当の頂がそれかもしれない。
 もう少しというところで白い霧に儚くも消えた頂のその上の世界、そこにそれは有るのだろうか。
 何にしても、思えば、ここがこの山の頂上だとは、見るかぎりどうしても考えられない。

 そしてもしかしたら、ここが日本である以上、それはどの山でも同じことなのかもしれないが、本当に本物しか輝くことが出来ない美しい山がこの国に有るのも確かなのだろう。目指した山がそうではなかったとしても、この山に本物が居ないと言って残念がったところで、それがどうした。そもそも取るに足らないことだろう。
 巡り会わない不運を嘆くにしても、この小さくて偏狭な世界では滑稽なだけだ。どうせなら、もっと大きな山へ登って、そして出来れば、自分が本物になったところで、初めてそんな言葉を吐いてみたいものだ。
 もちろん、このときの若い私が言う本物とは、本当の本物、つまり本物の中の本物のことである。そのようなものがこの世に多くある筈もないのであるが、憧れて何故わるい。挫折するのが青春だとしても、私は憧れを捨てたくはない。
 山を目指したもっと若い日に友と語った本物談義が懐かしく思い出される。思えばそれはそれは無邪気なものだ。幻想のような理想郷を描いていたのだ。その世界では、山の頂には本物だけが居て、当たり前のように偽者は皆ことごとく挫折して行く。それが自然の摂理に違いないのだと、信じて止むことがないのであった。

 本物はことごとく偽物に負けて、もしかしたらこの世はとっくに偽物の天下になっているのかもしれないとい。そんな悲観論がじつは私の中に芽生えていだが、その一方で、それを打ち消す楽観論も密かに持ち合わせているのであった。
 もしそうだとしても、それは本物が自信を失くして下を向いているにすぎない。その彼らが自信を取り戻して一斉に上を向く日が来れば、世の中はいとも簡単に一転するに違いない。所詮、偽物が本物に勝てる筈がないからだ。そもそも偽物の天下など長く続くものではないし、偽物たちは、自分たちが隠した本物の台頭に何時も恐れ慄いているにちがいない。人の本能の基本は、元来、真実や本物を求めるものなのであり、つまり人の本質は自然であるということだ。
 
 偽物や曖昧の霧を寄せ付けない、そんな本物に私は憧れたのだが、とにかく出会う事も成る事も、やはりそれは至難のワザだ。そもそも独りで何が出来る。誰一人の理解者にも恵まれずして何が出来よう。「孤高の人」「無冠の帝王」に憧れても、現実は、その前に煙たがられて爪弾きにされ、病床か水面下、片隅に追いやられてしまうのが落ちである。勘弁してくれ。 そんなことなど分かっているから。
 そういえば、木原和人の死因は胃癌であった。彼こそ私が最初にこの山に見た本物の憧れの象徴だった。そして彼は確かに一匹狼であった。一足違いで山に来た私は、至る所で彼の足跡を見つけ、いつしか同じ坂道を歩いていたのだ。このままでは同じ運命を辿り同じ病に侵されるかもしれない。本物への路が険しいのは当然なのだが、そこに有る障害物は、物理的にも精神的にも一筋縄では乗り越えるものではないようだ。
 失望が有っても、絶望と挫折は私には無縁であるが、一度その荷を下ろし一休みしよう。下山は楽しいぞ。・・もしかしたら、やはり私は疲れたのかもしれない。

 そういえば、相棒からの情報で知った事だが、私はカレンダーが決まってから天狗になっているという評判らしい。写真家の陰口は私も時々耳にしていたので不思議でもなかったが、理解を求める気さえ、もうすっかり私の中で消え失せていた。
 その頃、彼は、持ち前の明るく軽妙な社交性を発揮して、私の頂上を目指す写真家路線から離れ、この山のお花畑を飛び回る働き蜂のように何の拘りもなく楽しく活躍しているようだった。メーカーや写真雑誌社に小まめに顔を出し、口絵やセミナーの仕事をこなして、とくに写真教室などでは大いに好評を博しているようだ。
 しかし、その反面、「本物なんてここには居ないぜ」などと、軽く吐き捨てるのだから、それは少し面白い。

 とにかくもう、本物をこの山や他者に求めることを私は金輪際しないことにしよう。何処かに居る筈だとしても、出会うことが無ければそれ迄だ。それを期待するにしても、やはり自分が本物になるしか道はない。それにはもっと本物の作品を作るのだ。それが私に残された夢に違いない。確かに未だ作り足りないものがある。それはもう少しで本当に完成する筈だ。・・もしかしたら私は未だ充分に若いのかもしれない。・・しかし、そのとき浮かんでくる歌は、「道草」ではなく、「さらば青春」なのだった。そして私の夢の旅路は、けっして終わるものでもなかった。
 だがやはり、私には、この山でやらなければならい事が未だ残されていた。 
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